輸血関連検査、製剤管理、自己血作成を行う検査室
輸血とは何らかの理由で血液成分が失われた患者さんに血液成分を補充する療法です。輸血検査室は病院内で行われる輸血業務全般に係る検査室です。
輸血を行う際には患者さんに合う血液製剤を準備するため、ABO血液型、RhD血液型、不規則抗体検査、交差適合試験という検査が必要であり、これらの検査を担います。更に特殊な血液型や抗体を持つ患者さんに対しては精密検査を行い輸血可能な製剤を選び、血液センターと連携し製剤を確保します。また、血液センターから届いた血液製剤を適切な条件下で保管し、製剤の品質維持に努めます。当院は貯血式自己血輸血実施施設であり、院内で採取した患者さんの血液から自己血製剤を作成し、他の製剤と同様に厳密な管理を行っています。その他、院内で輸血が安全に行われるよう多職種で輸血チームを作り、教育活動を行っています。